毛髪に必要な栄養素

アミノ酸毛髪はケラチンという硫黄を含んだ硬いタンパク質から作られていますが、そのケラチンはアミノ酸から作られています。 それを踏まえればアミノ酸は毛髪にとっては大切な栄養素であると言えます。質のよい毛髪を作るためには、いかに質のよいアミノ酸を含むタンパク質を摂り入れるかが大切です。 過度なダイエットなどで摂取カロリーが1000カロリー以下になると、タンパク質の不足から数ヵ月すると休止期脱毛が起こることもあります。 タンパク質を構成する20種類のアミノ酸のうち、成人ではイソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン(含硫アミノ酸)、フェニルアラニン、スレオニン(トレオニン)、トリプトファン、バリン、ヒスチジンの9種類のアミノ酸は、体内で合成することができないので食事から摂取する必要があり、必須アミノ酸と呼ばれています。必須アミノ酸は、どれかが一つ少ないだけでも他のすべての必須アミノ酸の働きはそれに応じて効果的に働かなくなります。食品またはサプリメントで常に摂取しなければなりません。 毛髪は18種類のアミノ酸で作らていますが、中でも最も重要なのが「シスチン」というアミノ酸で毛髪を強く丈夫に保つ働きを持っています。

ビタミンビタミンもバランスよく摂らなければなりません。不足すると様々な影響が出てきてしまいます。特に美容にも関係するビタミンB2は不足すると、毛髪の新陳代謝が悪くなりヘアサイクルに異常が出たり、脱毛が起こったという動物実験の報告もされています。 ビタミンB6も大切で、皮膚の抵抗力を強くしたり、炎症を防いだり、皮脂の分泌を抑えますが不足すると脂漏性皮膚炎、湿疹、かぶれ、フケ、脱毛が起こりやすくなります。

ミネラルミネラルは体内で生成することが不可能で、近年の土壌劣化が招いた食物の栄養素の減少により慢性的に不足傾向にある人が多いと言われています。しかし過剰に摂取すればよいのか?といえばそうではなく、ミネラルは体内の構成比としては非常に微量な元素で、必要量の幅が小さいため、過剰、欠乏の範囲が狭く、どちらにも陥りやすい傾向にあります。不足でも過剰でも人体に与える影響は深刻になってきます。

亜鉛・銅亜鉛が不足するとタンパク質分解酵素がうまく働かず、タンパク質の分解が行なわれなくなってしまいます。しかし、髪によいと言われる亜鉛でも、摂取量やミネラルバランスを考慮せず過剰摂取すると、銅の不足を起こして脱毛が起こることがあります。 亜鉛はタンパク質や核酸、インシュリンの合成、新陳代謝の過程に不可欠なミネラルで、前立腺の働きを正常化して、生殖機能の発達に必要であり、生命維持に必要な多くの酵素の構成要素となっています。 体内の化学反応に必要な酵素は3000以上あると言われていますが、その中でも亜鉛により活性化される酵素は300以上あり、とても大切なミネラルです。 特に新しい細胞を作ったり、成長させる酵素とかかわりが深く、新陳代謝の激しい組織や細胞ほど亜鉛の不足が起こりやすくなります。亜鉛が不足すると、舌の表面の味蕾の数が減って味がわからなくなったり、傷の治りが遅くなったり、精子の数の減少、円形脱毛症、脱毛など起こるなどしてしまいます。 亜鉛の必要量は一日15mgですが25mgでも不足が見られたという報告もあります。 亜鉛は男性の場合は前立腺に多く、一回の射精で1?7mg、大量の汗で1?4mg失われると言われてますので、亜鉛と銅のバランスを考えながら常に補給する必要があります。
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